こんにちは代表の小川です。
私の中国との関わりはまだ20代前半の大学院生の頃、学術調査の乗り継ぎで立ち寄った中国北京です。
まだオリンピックなど程遠く、アジア大会の前後でした。街はまだ自転車でいっぱい。そんな時代でした。
成田から北京へ行く飛行機は日系の飛行機。そこはまだ日本が続いていました。
隣にいた大学の恩師は上機嫌にワインをがばがば。
飛行機を降りた瞬間に今までの人生で全く体験したことがない空間が広がっていました。
すぐにスクラップになりそうなタクシーに乗ると北京の街の異次元さが入ってきました。
先生方と食事に行くとまだ外国人は珍しいようで食堂の女の子が総出で私達のことを見にやってきました。
今でもその時の感動や感覚が忘れられません。
それから、不毛な社会人となります。
国土交通省の外郭団体の下請け企業でプロジェクトを動かしたりたまに研究する日々。
「お前なんか簡単に干してやる!!!」などと恫喝されることもしばしば。
そんなストレスのたまる社会人生活のストレスを発散するためにたびたび中国へ足を運びました。
本当にいろんなところへ行きました。
北京・上海はもちろんのこと広州、杭州などのメジャーなところ、洛陽、開封、少林寺などあまり日本人が行かないところ。
青海省などほんとに何もない田舎。。。
そして忘れられないのはシルクロードを旅してパキスタンとの国境の手前まで行ったことです。
はじめて砂漠で蜃気楼を見ました。砂漠の悪路をとにかく車で行く。。。憔悴しきりましたがそれから見える光景に感動しました。
列車に乗って、朝、目が覚めたら、砂漠の中を走って行ったりと。。。
中央省庁の権力の中のストレスのたまる仕事にはとてもいい清涼剤でした。
行った先、行った先、いろんな出会いがありました。ザックを背負ってぶらぶらしているんだから、それはいろんな出会いがあります。
そして中国人のハングリー精神にはびっくりしてしまいます。
「これは日本で売れないか」
「これを日本から買ってこれないか」
などなど。。。
もう中国のいろんな都市にビジネス仲間ができました。
中国人と言うと人は騙して信用できないイメージがあります。もちろんそういう人もいっぱいいます。
やっぱり中国では生きていくのが大変です。そして、日本人以上に上から下までいろんな人がいます。
良識人で知識人もたくさんいます。そしておおらかでとても付き合いやすいです。
東日本大震災の時は大丈夫か電話をくれたりしました。
そして、西安で文化の奥深さに感銘を受けます。
そりゃ、隋・唐の都のあった場所で今で言うところのニューヨークみたいなところだったのだと思います。
そこで書家で骨董品商でもある友人から西安の文物を紹介し、販売する事業をもちかかけられこのサイトをオープンすることになります。
はじめは、会社員をしながらの副業での商売でしたが、勤務先の社長が脱税をしていて捕まり、信用がなくなり勤務先は倒産。
そして、倒産するまでのドロドロ劇。もう利権の会社で働くことにうんざりします。
それから独立を決意。
会社員でしていたITの仕事をメインに独立し、この西安のビジネスも携わることになります。
また、利権会社の仕事が嫌で仕方なかったため、副業でサイエンスライターもしており、これも事業に加える。
すべては中国西安から始まりましたが何とか今日に至ります。
毎日、小さいけど何かに挑戦している日々です。
利権とは関係のない仕事ばかりしていて、貧乏な事業体ですが、今後とも宜しくお願い致します。
1.システム開発、Web制作、Webライティング及びマーケティング、ITコンサルティング
2.中国貿易(取り扱い商品:骨董品、工業製品)
3.サイエンスライティング(紙媒体・Web媒体どちらでも)